ダンボールじゃないスマホ用VRゴーグル
少しお高いスマホ用VRゴーグルってどうなの?
スマホ用のVRゴーグルはGoogleCardboardやハコスコなどの段ボール製が手軽で価格も安く手に入れやすいですが、amazonを見てると2,000円台以上くらいのプラスチック製、樹脂製などのモデルのラインナップが気になります。
そもそもスマホVR自体が「VRのお試し版」的な役割の中、そんな「お試し」に数千円もかけるってどうなの?という意見もありますが、360度動画コンテンツが増えてきたり、GoogleがスマホVRプラットフォーム「Daydream」を発表したり、スマホの解像度もまだまだ上がっていきそうだし、「お試し版」ではなくなるのも時間の問題かもしれません。
そうなると、ハイクオリティなVRゲームを楽しむハイエンド/ミドルエンドモデルまでいかなくとも、せめて使い捨て感のあるダンボールではなく、ちゃんとガジェットとして、このあたりのモデルの需要も上がってくるのではないでしょうか。
※ただし、「Daydream」には専用のVRデバイスの発売も発表されていて、ただのVRゴーグルでDaydreamをどこまで楽しめるかは不明です。
そんなわけで、amazonで気になったモデルをいくつか紹介します。
※使ってみたわけではないので、評価はamazonレビューや見た感じの印象です。
※2016/5月現在、売り切れになっていない、3,000円台までのものから、選んでいます。
ランキング上位
やはりamazonのランキングは基本でしょうか。
ちなみに手っ取り早くランキングから選びたい人はこちら。
→Amazon 3Dメガネ売れ筋ランキング
2016/5月現在ランキング1位!
少し本体デザインが異なる白バージョンもあるようですが、他の白色商品のレビューを見ると「白は光りの漏れが気になる」という話もあるので黒が安全でしょう。
横のバンド通し穴から多少光が漏れるらしいので、バンドを調節したらこの穴は何かで塞いだ方が没入感が高まると思います。
この価格帯のモデルではほぼ標準仕様ですが、焦点距離と視界距離も調節可能。メガネは使えると言う人と使えないと言う人がいてまちまち。小さめ、細めのメガネなら使える?
カバー前面はマグネット式で剥がせるようで、今はアプリ自体が少ないですがスマホARにも対応できそう。
ただし、対応サイズが”5.5インチまで”なので、6インチ以上のスマホは使用できないので注意。
ランキング2位と3位は、どう見ても1位Tepoinnの白バージョンと同じ本体のカバー違い。こっちのほうがしっかりスリット入っていて放熱はしそう。
ただし、こちらもバンド穴の光り漏れと、白本体なので光りが透けてしまうようで没入感は少し落ちそう。それでも本体は白のほうがいい!と言う人は、本体内側を黒く塗るなどもありかも。
こちらはレビューなどにも書いてありませんが、本体写真を見る限りはカバーのスマホカメラ側の一部が外れてARにも対応できそう。
レンズ特化?
まあ使用感を比べたわけではありませんが、レンズに力入れてます!と説明に明記してあるもの。
「スーパークリアレンズ」という独自のレンズで、視界鮮明&曲面加工で3D酔い軽減とのこと。
シリーズ的には第5世代なので、アップデートを重ねて改良されているという点はポイント高いですね。
おそらく、上の製品の初代、二代目のタイプ。
「ナノコーティング技術のレンズを採用」とあったのでこのくくりに入れましたが、ナノコーティングの何がすごいのか書いていないのでなんとも。
まあ、第5世代まで出てるモデルの初代タイプをわざわざ買う必要もないですかね。
ブルー膜コーティングを採用したレンズ。ZoffPCのメガネとかで話題になった、目に優しいブルーライトカットレンズってことでしょうか(定かではありません)。
どのくらい効果があるかはわかりませんが、長時間つかうことも増えてくると思うので、目に優しいのは良いですね。
あと、このちょっと四角い感じのデザイン、個人的に好み。
謎のコントローラー付き
(おそらく)Bluetoothのコントローラーが付いてくるぽいセット。
ただし、中国製で詳しい説明もないようなので、コントローラー自体にあまり期待をしないほうがいいようです。
名前からすると、上の”第5世代”の前の世代のモデルぽいですね。このモデルはレンズのことを言っていないので、「スーパークリアレンズ」ではないのかな?
こちらもコントローラー付き。
折りたたみ式
コンパクトに折りたためて持ち運びに便利。
折りたたみ式では一番よく見るタイプ。販売元によって本体に印字されてるロゴは違うけど、どれも同じものだと思います。
93mm×86mm×30mmという驚きの小ささにたためるので、良い感じの大きさの入れ物(小さめで生地厚めの巾着なんか便利そう)さえあれば、カバンにちょいと忍ばせて会議や飲み会などでVR普及のお供に使えそうです。
iPhone6と6s限定ですが、なんとスマホケースがトランスフォームしてVRゴーグルに!!
PANORAさんでレビュー記事がありました。
→デモに便利? 上海問屋、レンズが伸びる「VR対応」のiPhoneケースを発売 | PANORA
その他
特にこれといった特長があるわけではないけど、本体デザインとかで気になったもの。
GearVRを意識してか、なんとなく白くて曲線のデザインが多い中、黒くて四角いものは一覧で見ても存在感ありますね。
ちなみに販売元のSoyanは、GoogleCardboardやランキング1位のTepoinnと同じモデルなど、HMDを多く取り扱っているので、迷ったらSoyanから買うのもありかも。(回し者でも斡旋でもありませんので聞き流してください)
サムネイルに、Oculus Riftのあの髭のオジサンの画像めっちゃ堂々と使ってるんだけど、いいんでしょうか?(汗
どちらかといえば、注意喚起。これ、オキュラスじゃないですよー。
本体はTepoinnタイプぽいですね。
番外:売り切れ中だけど気になったもの
ヘッドホンが付いてるのと、バンド部分の謎のパーツがちょっと格好良い。ヘッドホン付きってつけ心地とかどうなんだろ?とりあえず「HMDをつけてる」というGear感は抜群なんじゃないでしょうか。
以上、いかがでしたでしょうか?
折りたたみかそうじゃないか以外は、おそらく(よほどのものじゃない限り)使い比べないと違いがわからない位だとは思いますが、デザインの好み以外では、レンズの視野の広さや、顔に当たる部分の素材などを判断基準にするのが良いかと思います。
他にも5千円〜1万円代のものもあるようですが、いまのところまだこのあたりで十分な気がします。
ハコスコやCardboardで物足りなくなったら、少しお小遣い貯めてこのくらいのランクのモデルを買って、まずはYoutube360やJAUNT、Google Spotlight Storiesなどで360度動画を楽しみながら、Daydreamの盛り上がりを待ちましょう!