GoogleCardboard を購入する
GoogleCardboardはGoogleが2014年にGoogle I/Oという開発者向けイベントで発表した、段ボール製の公式HMDです。スマートフォンをセットしてVRを楽しむことができます。
→GoogleCardboard公式サイト
→Wikipedia
→対象年齢について
GoogleCardboardの種類
GoogleCardboardには2種類のタイプがあります。
2014年に発表された初期型と、2015年のGoogle I/Oで発表された、I/O 2015です。
※I/O 2015はV2.0とも呼ばれます。ここでは短くV2型と呼ぶことにします。
すでに公式キットはV2のみの販売となっているようですが、GoogleCardboardはいわゆるオープンソース(これ元にしてみんないろいろ作ってみると良いよ!っていうやつ)なので、様々な派生品が存在しその中にはまだ初期型を元にした製品も多いので、購入の際はご注意ください。
対応機種の違い
初期型は5.5インチまでのスマホにしか対応していません。
6インチ以上の大きめサイズのスマホを使っている方はV2準拠の製品を選んでください。
amazonなどで購入するときは、対応機種などを良く読んで間違いがないように。
スイッチ部分の違い(=見分け方)
2つのタイプの最も大きな違いはスイッチ部分の仕様です。
GoogleCardboard用アプリには、本体のスイッチを操作することでアプリのメニューなどが反応するものがいくつかあり、Cardboard本体にはそのためのスイッチがついています。
しかし、最近のアプリの操作は注視点という、何も操作しなくても、視線を向ければ中心にあるオブジェクトが反応するタイプが主になってきているので、正直、このスイッチはあまり使わないです。
見た目上は一番特長のあるわかりやすい違いなので、2つのタイプを判別するのにはこのスイッチ部分を確認すればいいでしょう。
初期型は本体横に円形のマグネットがくっついていて、これを上下に動かすことでスマホの磁気センサーを反応させてアプリ側に操作を伝えています。
V2型は本体カドに銀色のシートが貼ってあるスイッチパーツがあります。この銀色は導電性テープといって”スマホを操作できる手袋”の指先などに使われている、電気を通す布(テープ)です。このテープがスマホのスクリーン側までつながっていて、指で触れるとスクリーンにテープが接して電流が流れる(スマホのスクリーンを触ったのと同じコトになる)仕組みです。
その他特長
V2は組み立てが簡単になり、多少コンパクトにたためるようになりました。
※ただし、折りたたみを重視するなら、ハコスコのタタミ1眼/タタミ2眼のほうがたためます。
amazonで買う
※amazonには、これ以外にもいくつかの派生品や、プラスチック製のものもあります。
派生品
Cardboardの公式サイトからは様々な派生品を購入することができます。
GoogleCardboard公式サイト
どれもユニークなデザインばかりで、見てるだけでも楽しいです。
基本は段ボール製の組み立て式なので、購入後は開いた状態を写して展開図を作り、好きな段ボールで作り直したり、色塗ったりステッカー貼ったり、VRを見るだけじゃなく、”工作”感覚でも楽しめるので、是非。
尚、段ボールなので、顔の脂などで汚れますし、脆いわけではないですが、プラスチック製などと比べると防御力は弱いです。VRの魅力の一つである「没入感」も、OculusRiftなど高性能HMDに比べると劣りますので、過度な期待はせず、手軽な工作おもちゃ的な感覚で楽しむのが良いかと。
初期型の自作方法は1年くらい前にいくつかのサイトで紹介されていたので下記サイトなどを参考にしてください。
→Google Cardboardを100円ショップの材料で自作|Bottle Designのブログ
→グーグルのヘッドマウントディスプレイを自作してみる|週間アスキー
このサイトでもそのうちGoogleCardboard V2(I/O 2015)の自作方法など紹介したいと思います。
(もういくつか作ってるんですが、製作過程とか記事にするの難しくて時間とれてないです汗)