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ネットカフェでVR体験「VR THEATER」

VR THEATERはネットカフェで攻殻機動隊などの360度動画が楽しめる

2016/4月に期間限定・店舗限定でサービスを開始したVR THEATERの第2期が、2016/6/1より開始されました。

対象店舗などはMoguraVRさんのページを参照。
→攻殻機動隊のVR映像が完成!スマホアプリ配信に先駆けて全国57箇所のネカフェ等で6/1より公開 | MoguraVR

第2期の目玉はなんといっても「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」ですが、それ以外にも無料コンテンツもあるのでまとめて紹介します。

攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver

1回600円(再生時間:約15分)

今回のメーンコンテンツ。
ProductionI.Gと最先端の技術者・クリエイターの面々が立ち上げたプロジェクトブランド「SIGN」の第1弾としてAndroid/iOS向けVRアプリとして配信予定の映像の先行上映となります。
→SIGN公式サイト
→Production I.Gニュースリリース

既にYoutubeやGearVR用にティザーが公開されていましたが、いよいよ本編公開となりました。

公開されていたティザー

 

視聴方法


  1. 1.対象のネットカフェ店舗にてカウンターで注文すると、GearVRとチケットQRコードが印刷されたレシートがもらえます。それをもって自分のブースに。
    ※イスのタイプを選べる店舗であれば、固定されたフラットチェアより、左右に向きを変えられるリクライニングなどをオススメします。
  2. 2.イスに座ってGearVRとヘッドフォンを装着。注視式のメニューで「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」を選択するとカメラモードに切り替わるので、さきほどのレシートのQRコードを読み込めば再生が始まります。
  3. 3.終わったら適当に漫画を読みふけって贅沢に時間を消費し、最後にGearVRを返却して料金を支払います。帰り道はVR酔いのフラつきにご注意ください。

 
本作品の視点は”誰か”になるのではなく、”カメラ”のアングルで、たまに草彅素子の視点ぽくなりますが実際は素子の顔の前にカメラがあるので、後ろを振り向けばちゃんと素子も見えます。

“なんでもあり”の電脳空間はまさにVRにうってつけというか、良い意味でやりたい放題にどんどんシーンが変わったり、カオス的な空間の中を上下左右に飛び回ったりといった演出がとても効果的で、没入感もかなりのものでした。

あとフチコマ(タチコマ?)かっこいい。

ストーリーも(本家が作っているのであたりまえかもですが)文句なしに作品の世界感、空気感がうまくまとめられたストーリーでした。ネタバレになるので語りませんが、電脳世界で義体と語るシーン、息を呑みました。

あとバトーさんかっこいい。

というか、15分間の映像の中の、ストーリーに直接は関係しない、360度動画じゃなければ必要なかったような部分の情報量が多くて、(見る側としては見回しながら楽しめたので良かったのですが、)これ、作る方凄い大変そうだなーと。
映画業界でもどこそこが360度映画に進出とかのニュースもありますが、視線誘導とかの課題もあるようだし、凄いハードル高いことになるんだろうなー。

ちなみに、コンテンツはちょっと酔いやすいものでした。再生時間が15分ほどなので、VR酔いしやすい人には少し注意が必要かもです。
とはいえ、あの攻殻機動隊の世界に飛び込んでいけるのはとても興奮しました!

進撃の巨人展 360°体感シアター “哮”

1回600円(再生時間:約5分)

VR THEATER第1期のメーンコンテンツ「進撃の巨人」も引き続き体験出来ます。
僕は、第1期タイミング逃して見れなかったので今回初見でした。

shingeki

「進撃の巨人展」やVR THEATER第1期のときは大きな反響があった本コンテンツですが、数々のイベントでVR動画に触れる機会が増え、”VR”というだけではそこまで驚かなくなってきた今、コンテンツ的には多少物足りなさを感じました。

その中でも気になったのは、立体起動装置で飛び回ってるときの“グン”と引っ張られる感じや、地面に着地したときの“ドン”という衝撃などの「カメラのぶれ」みたいなのが全くなく、没入感が薄かったことです。
こういった慣性的な動きはVR酔いを強めるという話も聞いたことはあるので、もしかしたら酔いの軽減のためにあえてこうしているのかもしれませんが、もう少し実際に自分が動いている感じがあるとよかったなと。

あと、自分の剣を振るシーンがあるのですが、空中に剣が浮いている状態で、「手」がなかったのも残念。まあ、手をつけるということは腕から繋がる首から下の体もないと不自然なのでいろいろ事情もあるかもですが・・・このコンテンツに限らず、結構”手”を省略しているVRコンテンツありますが、個人的に、総じてあれもったいないなーと思います。 手があるとないとで、没入感だいぶ変わりませんか?

とはいえ、巨人エレンを見上げるシーンや、巨人に食べられそうになるシーンはドキドキしました。今にも飲み込まれそうになったときは、ちらっと走馬燈が見えた気がします。

無料コンテンツ

上記2つの有料コンテンツ以外に、GearVRアプリ「VR Cruise」のコンテンツを無料で見ることができます。
再生時間はどれも1〜5分弱程度。
※確かめてないのでわかりませんが、もしかしたら600円コンテンツを1つ以上購入しないとGearVR自体貸してもらえないかもですが。

初音ミクVR SPECIAL LIVE

(第2期から追加)
昨年、ロート製薬のコンタクトレンズ「デジアイ」のキャンペーンで制作されたコンテンツ。
→初音ミクVR Special LIVE – ロート製薬|商品情報サイト

導入の会場アナウンスから初音ミク登場、3D空間を生かしたライブの演出まで、良く考えられていて、今後こういうライブコンテンツが増えてきたら面白いだろうなと、ただただワクワク

ただ、最初からカメラの目の前にミクさんが登場したのですが、最初は”本当のライブ会場の最前列くらいの距離感”でステージを見上げていて、そこから飛び回ったり目の前に来たりする演出にしたほうがユーザーが今まで体験してきた現実の「ライブ」の記憶と上手くリンクしてもっと没入できたかなと。

イメージ的にはマクロスFのシェリルのライブみたいなの希望。

ライチ光クラブ プロモーションコンテンツ

(第1期から引き続き。)
古屋兎丸のロングセラーコミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』の360°プロモーションムービー。
ヒロインのカノン役目線で、控え室のイスに座ってるところからスタートして、場面が変わり劇中の1シーンを体験出来ます。
劇中シーンも不気味な雰囲気がでていて良かったのですが、個人的には控え室のシーンが印象強かったです。いろんな意味で。これは女子にウけるだろうなー。

ももいろクローバーZ 桃神祭2015 ライブ映像

(第1期から引き続き。)
そういえば、半年ほど前、僕が初めてGearVRで見たのがこれでした。
ももクロのライブをステージ上の360度カメラで撮影した映像です。
特にステージ中央のカメラからのシーンは、メンバーがカメラに向かってリアクションしたり、普段のライブとは違った楽しみ方が出来る映像でした。(ももクロライブ行ったことないですが)
再生時間が1分程度と短いのですが、もう少し長かったら僕もモノノフになってたかも。

恐竜戯画

(第1期から引き続き。)

VRが賑わってきた初期の頃からVRコンテンツに力を入れていた建築事務所積木製作さんの代表コンテンツ。
個人的に積木製作さんのコンテンツは凄く気になってたので、やっと見れた!という感じ。攻殻機動隊や巨人の後だったので多少物足りなさを感じてしまいましたが(見る順番、間違ったかも・・・)、もっと長く見ていたかった良コンテンツでした。いつか積木製作さんの他のコンテンツも体験してみたい!

 


 
以上、攻殻機動隊以外は既に各所で配信されてるものなので見たことある人もいると思いますが、攻殻機動隊だけでも見に行く価値はあるかと。
※今年中にはスマホアプリで配信されるようなのでそれを待つのもありですが。というか、攻殻が配信されたら、GearVR持ってる人は巨人以外のコンテンツは自宅で見れるんですけどね。

あと、ネットカフェの半個室でちょっと良い座り心地のリクライニングに座ってHMDを装着するのが、いつもイベントや自宅でやってるそれと比べて没入感が高い気がしました。
今は期間限定のイベントですが、もっとVRコンテンツが増えて、漫画や映画と同じようにネットカフェで気軽に楽しめるようになると面白いですね!